人気の山域丹沢。
そんな丹沢山域の中でも登山初心者、ハイカーに人気の山が鍋割山(なべわりやま)です。
鍋割山までの往復コースタイム:6時間15分
出発のタイムリミット:9時30分※
鍋割山標高:1,272M(標高差982M)
※日の入の時間が早い冬、春、秋の季節は余裕を持って行動するようにしてください。
涼しさを感じる沢歩きや鍋焼きうどんがGood!
ちょっとした沢歩きを楽しむことができるのが鍋割山のおすすめポイントの1つになっています。
顔をビシャビシャと洗うことができるのもいいですよね!
下山時には靴を脱いで足を冷やす登山者も!
名物の鍋焼きうどんも食べてみよう!
山の上で熱々の鍋焼きうどんを食べることができる鍋割山。
鍋割山荘を取り仕切るご主人草野さんが作る鍋焼きうどんは登山者の疲れた身体を癒してくれます。

鍋割山のコースタイム
最短時間:6時間10分(寄コース)
ですが、今回は往復のコースタイム6時間15分で鍋割山を楽しむことのできる大倉、後沢乗越を通るコース(ルート)ご紹介します。
コースタイム:6時間15分
鍋割山標高:1,272M(標高差982M)
鍋割山へのメジャールートは大倉バス停から行くこのルートが王道といえます。
小田急小田原線渋沢駅からバスで15分ほどにある大倉。
大倉から林道などを通って鍋割山へと向かいます。
実に982Mも上に登ります…
これって結構大変なことです。
頑張りましょう!!
登山口の大倉は塔ノ岳や丹沢山へ登る拠点にもなっており、登山者が歩いているから間違いないだろうという考えでいくとスタートから道間違いとなりますのでご注意ください。
大倉から二俣を通り、後沢乗越を通り、鍋割山の山頂に向かいます。
登山道・コース概要
林道区間
大倉から二俣までの区間は林道区間と言われています。
二俣までの区間距離にして約4Km、時間にして1時間半。
そこまで傾斜は厳しくなく緩やかに坂を登って行きます。
最初の難関は鹿等侵入の防止柵(ネット)を上手に通過することです。
(ネットの扉をスライドさせるイメージで通過してください。)
それ以降は一部コンクリートで整地されており、沢を渡る箇所が続きます。
二俣から後沢乗越区間
後沢乗越方面に進むようにしてください。
(小丸尾根方面もありますが、登山を始めて間もなくに通ると痛い目をみます…)
二俣を出て15分ほど歩くとミズヒ沢渡渉点に到着します。
鍋割山荘の方々はミズヒ沢渡渉点まで車で来ることが出来ます。
大量のペットボトルなどが置いてあるのが目安です。

ボランティアで持ち運ぶ水
これらは水道水が入った水ですが登山者の飲用の水ではありません。
登山者の方々にボランティアをお願いしており、鍋割山で提供する鍋焼きうどん等で使用する水になりますので飲まないようにご注意ください。
ミズヒ沢渡渉点を過ぎると沢の中を通過します。
大雨の降った翌日などは水量が増えます。
場合によっては通行できませんのでご注意ください。
ミズヒ沢を通過後は緩やかな登りやハシゴなどを通過します。
滑りやすいポイントなどもありますので注意しながら後沢乗越まで行きましょう。
後沢乗越から鍋割山荘区間
3箇所ほど山頂にもうすぐ着くんじゃないかと思わせられるピークを乗り越えると鍋割山に到着します。
危険箇所などは少ないですが急な登りも多いため下山時により注意が必要となります。


鍋焼きうどんを上手に食べる方法
注文するタイミングが大切
鍋焼きうどんを求めて多くの登山者がここ鍋割山に登ってきます。
長い時は1時間待ちなんてことも。
12時過ぎくらいから混み合いますが団体さんがいらっしゃる時は注文が立て込み一気に列ができ待ち時間が長くなります。
※うどんが無くなる頃または13時前くらいにはラストオーダーになるので注意が必要です。
到着まであと10分くらいかな?
そんなタイミングで体力のあるメンバーが先に行ってうどんを注文しておくと他のメンバーが到着する頃にうどんが出来上がってるかも?
時間は出発時間や通過時間などから到着時間を予測して逆算してみたり、すれ違う登山者にあとどれくらいで着くか聞いて判断してみましょう!
トッピング持参が楽しめるコツ
箸やレンゲ、七味唐辛子などは用意があります。
十分な数あるのでご安心ください。
鍋用の薄いお餅やスライスチーズなどがオススメのトッピング!
山仲間同士で持ってきて楽しめますね!
名物ご主人草野さんと仲良くするとうどんも美味しい
ルールを守れば怒られない
- ザックは山小屋の外に置くこと
- ボランティアで持ち上げた水は小屋入ってすぐ左に置くこと
- 小屋内でくつろがない
- 集団で小屋内に入らない
- 注文時は人数分のお金を持って一人で
親切には親切を
某クチコミサイトなどでは鍋割山荘の中傷なども見かけますが、実際には素敵な山小屋です。
小屋の中では上下関係などなく山好き同士、お互いの思慮で成り立っています。
水をボランティアで運び、忙しそうにしている草野さんや小屋のメンバーに配慮することで素敵な関係が築けることと思います。
鍋割山に頑張って登る登山者フォト

