【まりの登山レポ】穂高岳を満喫した体力勝負の2泊3日|紀美子平から奥穂高岳まで吊尾根歩いた編|北アルプス穂高連峰

奥穂高岳山頂で記念写真を撮っている写真 本気で山を楽しむ
標高1,505mの上高地からスタートしてたどり着いた標高3,190m!

いよいよ奥穂高岳を目指します!

その前に紀美子平までの道のりもお読みいただくと今回の登山の大変さが…
重太郎新道登ってヘトヘトです。

お待たせしました!いや、お待たせしすぎたかもしれません!
大変な思いをしてようやく紀美子平、前穂高岳を登り休憩をしっかり取ったので奥穂高岳までいよいよ出発です。

今日のゴールが見えてきた!

紀美子平から、今度は吊尾根を経由して奥穂高岳に向かいます。

ここは、尾根といいつつトラバース気味に進みます。地図には「破砕帯」と注記がありますが、その通りに砕けた岩が多くあり、落石の危険も伴うため、注意して歩いていきます。

山小屋で同室だった方が、どうやらこの辺りで道を間違え遭難しかけたらしいです。しっかりと道しるべのマークがついているので、よく見て進めばそんなに難しい道ではなかったです。

吊尾根に向かう

写真のこの辺りは結構険しく、壁を登っている感じになります。

ところどころ結構険しいところがあります

小さなアップダウンを繰り返し、登ること約1時間!

ようやく奥穂高岳の山頂の祠が見えてきました。あとは写真に見える手前のピークを左から巻いて進めば山頂です!

ようやく奥穂高岳山頂が見えてきた

登り始めてから、休憩も含めて約8時間!
無事に奥穂高岳の山頂に到着しました!

写真は切れてしまっていますが、左側は「穂高神社嶺宮」右側には「日本アルプス総鎮守」と書いてあります。山頂付近によく「奥宮」は見ますが、「嶺宮(みねみや)」というのは初めて見ました。ちなみに、奥宮は上高地(=神降地)の明神池に祭られており、この祠は平成25年に建て替えられたそうです。

お賽銭が並べてある

記念写真もしっかりと撮りました!いやー、がんばった!

標高1505mの上高地からスタートしてたどり着いた標高3190m!

降りるのが名残惜しく、景色を見呆けてみたりもしました。

あっちもいってみたいなー

ジャンダルムからも続々と登山者が登ってきます。こっちはまだ怖いのでまた今度にしますが、もう少し岩場になれたら西穂高岳から槍ヶ岳までの縦走とかしてみたいですね!(高所恐怖症とかではないけど、ガイド付きでないとおそらく無理!笑)

ジャンダルムと叫びたくなる絶景!

ひとしきり楽しんだ後はそろそろビールも飲みたいので、穂高岳山荘を目指します。山頂からは約30分の降りになりますが、山荘の直前がかなり急な鎖場になっているので、慎重に降りていきます。

今回学んだことは、岩場は無理に後ろ向きにならないほうがいいということ。後ろ向きになってしまうと足元が見えなくて、降りるのが余計に怖いし時間がかかって腕が疲れます。(垂直に近い岩場は、もちろん別ですよ!)

ここを降りれば今日のゴール!

15時過ぎに無事に山小屋に到着!
この時間帯は宿泊受付する方が多いので、受付の列ができています。受付の列に並んでもらっている間に、ビールで乾杯し、ピンバッチを物色します。ここには前から欲しかったmauveさんの山バッチがあり、即決で購入しました!

お目当ての作家さんのピンバッチを見つけ、知らないおじさまに魅力を説明する図

受付を済ませ、部屋に荷物を運び着替えを済ませたら、飲みつつ夕飯の時間までのんびりと過ごします。

この日は混んでおり、夕食は5回転、しかも寝床は19時ごろまで一人どれだけのスペースが使えるかわからないという状況。落ち着いて飲んでもいられないので、この日は早々に就寝し、夜中に星空を楽しみました。

山小屋にもよるかと思いますが、ここは予約も不要・何時についてもOKというゆるさ。そのせいか、まさかの日没後や19時ごろに到着する方も結構いたので、寝ている人がいる中でまだ寝る場所を調整しなければいけない状況でした、、、こんなこともあるんですね。

中の談話室は狭いので、外はすごい人の数です

下の写真が、穂高岳山荘の様子です。ごはんはおかずが多めで、生野菜などもついていました。また、宿泊者やテン場利用者は、お水が無料というのもうれしいですね!

売店は消灯までですが、夕食後はスタッフさんのごはん時間と思われる時間帯は一時的に閉まっていました。

宿泊者はお水無料です。食堂は狭めです。

就寝は20時ごろ、約9時間も歩いていたのでさすがに疲れていたみたいです。途中、星空観賞のために1時ごろに一度起きましたが、それ以外はぐっすりでした。

2日目の様子は次のページで!

登山データ

参考までに今回の登山データです!
登った日:2019年9月7ー9日(晴れ・夜中に台風15号・晴れ)
登った人:登山ガイド+登山9回目にして穂高岳の子+夜勤明けヘロヘロの私
泊まった山小屋:穂高岳山荘・北穂高小屋
アクセス:マイカーでさわんど駐車場⇨シャトルタクシーで上高地
登山ルート:1日目4:45さわんど駐車場⇨5:15上高地バスターミナル⇨5:35出発⇨5:40河童橋⇨5:55穂高岳沢登山口⇨7:40岳沢小屋・休憩20⇨重太郎新道経由⇨8:50カモシカの立場⇨10:30紀美子平・休憩20⇨11:20前穂高岳山頂・30⇨12:40紀美子平⇨吊り尾根経由⇨14:10奥穂高岳山頂・30⇨15:10穂高岳山荘宿泊⇨18:00夕食⇨21:00就寝⇨1:00星空鑑賞
2日目4:00起床⇨5:00朝食⇨5:55出発⇨ザイテングラート経由⇨7:15涸沢小屋・休憩10⇨水を汲む⇨8:55南陵取付・休憩10⇨10:30北穂高岳南峰・20⇨11:00北穂高岳山頂・15⇨11:20北穂高岳山荘宿泊⇨11:30昼食・カフェタイム⇨昼寝⇨15:45かんぱ〜い⇨17:30夕食⇨呑んだくれ⇨21:30就寝⇨台風15号通過
3日目4:30起床⇨5:00朝食⇨6:25出発⇨7:20南陵取付⇨8:35涸沢ヒュッテ・軽食30⇨忘れ物とりに戻る⇨10:25本谷橋・休憩15⇨11:25横尾山荘⇨12:15徳沢園・昼食30⇨14:25河童橋・水遊び10⇨14:45上高地へ下山

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