雪山は初期投資がスゴイ!
雪山を始めようと思ったら、
本やネットで調べ、山道具屋さんに行き、山に行くという流れ。
山道具屋さんまでで、もしかしたら40万円くらい買っていますよね。。。
夏山の装備を流用しても、最低15万円くらいかかるものです。
雪山ならではの対策が必要なためで、
防寒対策、雪崩対策など雪山ならではの必要な装備を揃えていきます。
さらに雪上訓練への参加も欠かせません。
雪上訓練も必要な投資コストです。
雪上訓練、略して雪訓(セックン)。
雪山を始める際、実地での雪山訓練のことをいいます。
山岳会などに参加している方だったり、意識の高い方は毎年のようにシーズン始めに雪上訓練を受けます。それくらい重要なものという認識です。
もちろん、雪上訓練もピンからキリまであります。初級から上級まで段階に分けて内容を分けて実施する場合もありますので、ステップアップ時に参加するというのも一つかと思います。
残念ですがこの雪上訓練受けない方も多いです。
習うことも必要コストです。。。それがわかってない人が多すぎるのが寂しいですね。
もちろん周りに経験者がいれば確かにそのコストは省けます。
(経験者だからといって人に教えられるかどうかは要判断…)
もし周りにいない場合はネットの知識ではなく、ガイドなどに頼って欲しいなと思います。
雪上訓練で何をするか。
はじめの第一歩!とはいえ、雪山で大事なことをたくさん教えてもらうことになります。
- 歩行技術
- アイゼン、ピッケルワーク
- 雪洞掘り(場所、風向き、ツェルトの使い方など)
- ビーコンワーク
- 雪崩救助訓練
- 懸垂下降
講師や参加者のスキルバランスによって内容が異なることもありますが、
上記のような内容の訓練が行われます。
こういった内容は自身の身を守るだけではなく、同行者の命を守るための大切な訓練です。
また山道具の使い方や心得、雪山の危険性なども教えてもらえていただける機会になるかと思います。
雪上訓練の参加費
山域で大きく異なってきますが、
平均的にみても1日あたり15,000円ー25,000円が相場になります。
ガイドのレベルによっては1日40,000円ー50,000円程度まで相場が上がります。
雪上訓練への参加方法
雪上訓練も全国各地で開催されています。
主催者もそれぞれで、旅行会社、山岳ガイド、山岳会、山岳グループなどが企画しています。
「地方名 雪上訓練」で検索してみましょう!
雪上訓練までに最低限揃えたい装備
揃えてください!と講師からほぼ言われる装備があります。
- ハーネス
- カラビナ
- シュリンゲ(別名:スリング)
- ピッケル
- アイゼン(最低10本爪)
こちらは徐々に揃えるのではなく、できる限り始めに揃えるようにしましょう!
ただし…ピッケルのみレンタルがあるようでしたら、まずはレンタルをご利用ください。
※講師、雪上訓練の内容によって異なってきますので、参加の際にご確認ください。
雪上訓練に参加しよう!
雪上訓練に参加してからでも、買って遅くない装備もあったりします。
また見直す機会になったりすることもあります。
雪山との向き合い方を学ぶ貴重な場であり、
これから楽しく雪山と付き合っていく上でも大事な最初の一歩です。
雪山へ行きましょう!