山ガール、登山女子のための体温調整術〜雪山基本編〜|雪山登山初心者のための雪山登山ガイド

安全な登山をする上で体温調整術は心得ておきたいものです。
レイヤリングを上手にやりくりするだけでなく、体内温度の調整法から即効性のある体温維持、緊急時の対処法をご紹介させていただきます。

レイヤリング未チェックの方は下記ページをご参照ください。

レイヤリングだけに頼らない体温調整術

暑い季節と比べて体温調整が難しくなってくるのが雪山。雪山ではレイヤリングがより大切になってきます。ただレイヤリングだけでは体温調整を完璧に行うのは無理といえます。
そこでご紹介したいのが体の中から、外からアプローチする方法です。

理想的な体温調節

暑すぎず、寒すぎず、汗をかくことも無く登山ができるのは理想です。しかしながら現実的ではありません。実際には意外と暑くなったり、予想以上に寒くなったりする状況に。

レイヤリング以外の方法でも体温調節を考えていかないといけません。どんな方法があるのかご紹介させていただきます。

水分、行動食で熱量を補給する

山行中において水分補給や行動食の摂取は欠かすことができないものです。しかし雪山ではあまりの寒さに飲まなくても平気、飲みたくないという気分になることがありますが、これは危険信号。
知らず知らずのうちに水分は発散されています。また雪山は乾燥しているので強制的にでも水分摂取をした方がいいでしょう。

飲まず食わずで山行を行うと低体温症、脱水症状、高山病、熱中症にかかりやすくなるため避けなければなりません。こうした事態になった時点で遭難一歩手前です。行動不能になってからでは遅いので自覚症状が出る前から意識的に水分、行動食を摂るようにしましょう。

即効マッサージで循環を促す

登山中、休憩中に即効性の高いマッサージで体温調節を行うことができます。ご紹介する方法は無意識で行うこともできる簡単なマッサージなのでおすすめです!

登山初心者の山ガール青葉ちゃんが喜んでいる表情。
それ!!興味あります!

腕を組みながら脇の下を揉みます。いわゆる腋窩(えきか)リンパ付近をマッサージをします。ストックやピッケルを保持している時にはできませんのでご注意ください。ちょっとした休憩時などに立ち止まって行うようにしてください。

即効性も高く、指先までの血流も改善されます。寒くなってきたと感じたら本記事を思い出して実践してみましょう!ちょっとした休憩時にもできるのでオススメです!

身の危険を感じた時の体温調節術

手袋を外したタイミングで指先が冷え始めてから全身に寒気がなんていうことがあります。
もし気づかないうちに低体温症一歩手前ということになっていた場合どうしたらいいのでしょうか。自覚症状が出る時にはすでに危険。速やかに対策を講じなければなりません。

ツェルトもしくは雪洞を設営

速やかにツェルトを設営します。ツェルトがない場合や強風時には雪洞を掘ります。
積雪状況などに応じて臨機応変に対応するようにしましょう。

ツェルト内、雪洞内は風の影響も無いため快適性が上ります。敷物などがあると下からの冷気の影響も受けづらくなるのでマット類を持参しておくかアウターグローブを下に敷くのも一つです。

カイロや湯たんぽの活用

ホッカイロもしくはお湯を沸かし(水筒内のお湯を使用しても)即席湯たんぽを作り、首の付け根、鎖骨、脇の下、おなか、そけい部、膝の裏に当てます。即効性のある体温維持、調節法になります。

エマージェンシーシートを積極的に活用しよう

シンプルだけど保温効果が得られるエマージェンシーシート。
せっかく身体を温めても熱を外に逃がしては意味がありませんので、エマージェンシーシートで保温するようにしましょう。

エマージェンシーシートやエスケープヴィヴィ、エマージェンシーブランケットと呼ばれています。

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編集部員

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