【まりの登山レポ】富士山の見える山・正月にオススメ!開運山・三ツ峠山を歩く山旅

本気で山を楽しむ
この辺りは富士山の裾野まで全部見える上に、河口湖もよく見えます。

今度はどこー?

夏山シーズンも終わり、行けるところが限られてくる今日この頃。暑い時期にはいきたくない低山ですが、雪が降っていなければ比較的登りやすい山も多いかと思います。

今回は綺麗な富士山が見たい!となり今年の正月に登った三ツ峠登山について書こうと思います!

登りはじめの山行としては完璧な天気!(個人的には山梨県側からの富士山が好き)

三ツ峠山とは?

富士山の東側に位置する日本二百名山の1つで、諸説ありますが1番高い開運山・電波塔に占拠された御巣鷹山・笹が広がる木無山の3つをまとめて「三ツ峠山」と言うそうです。

三ツ峠山日帰り登山レポ

いつもは車で行くけれど、中央道の大渋滞の中を正月から運転していくのは気が引けたので、バスタ新宿発の高速バスで河口湖駅まで向かうことにしてみました。この日は夜明け前から天気がとても良く、中央道からも富士山を見ることができ、登る前から山頂からの景色が楽しみな天気です。

天気がいいと中央道からも富士山が見えます。

途中に富士急ハイランドや富士山駅を通過していきます。なんと!富士山駅には鳥居があるんですね。同じバスに乗っていた外国人も喜んで写真を撮っていたので、私も真似して撮ってみました!

富士山駅って鳥居まであるのね。

軽い渋滞にも巻き込まれましたが予定通りの時間に河口湖駅に到着し、乗り換える路線バスを待ちます。登山口にもトイレはありますが、冬場はメンテナンス頻度が低くティッシュが無い!なんてこともあるそうなので、この待ち時間で駅の公衆トイレを利用させてもらいました。

河口湖駅でバスを待つ間が1番寒かった

乗換えのバスが来たので乗り込みバスに揺られること15分。「三ツ峠入口」に到着します。普通はもう1本あとのバスであれば「三ツ峠山入口」まで行くので楽なのですが、この日は正月で怠けた体を起こす必要もあったので、三ツ峠入口から1時間舗装路を歩くことを選択しました。

三ツ峠入口バス停付近に、なんかカエルいた。おはよう!

舗装路を歩き始めると穂が散りだしたススキが次々と現れ、冬だということを実感させてくれます。ここは早朝時間帯だと車もほとんど通らないため気にせず歩くことができました。

日の光を浴びてキラキラしているススキがすきです。

クネクネ道を進んでいくと時折、富士山が顔を出します。こうも良く見えると、早く山頂から見たいという気持ちが高鳴るためか、どんどん歩みを早くしたいところですが、意外と勾配がきつい坂道なので、なかなかスピードはあげられません。

途中チラチラ見える富士山に期待が高まります!

そうこう言いながら歩みを進めること約1時間。ようやく舗装路も終わり登山口に到着します。ここにはきちんと凍結防止対策を施された公衆トイレが設置されているので、冬でも問題なく使うことができました。ちなみに三ツ峠登山口までバスで来れば、バス停から登山口は15分ぐらいといったところです。駐車場も10台分ぐらいはありますが「車上あらしに注意」の看板もあるので、あまり止めるにはお勧めしない感じなのでしょうか。

1時間舗装路を歩いてからようやくスタート!

用意を済ませたら、早速スタートします。山頂まではジープが通れるようなくねくね道が続きます。初心者の方はそちらの道を進むことをお勧めしますが、山の中を歩きたい私たちは、登山地図の破線ルートを進んでいきます。(登山アプリでは実線ですが、登山地図では破線ルートです。)

破線ルートと言いつつ、踏み跡とと目印のリボンはついているので、経験者であれば大丈夫かな?ただ、いく前の下調べをしてからでないと、波線ルートには基本的には行きません。

破線ルートを登って30分ほどで実線のルートに合流します。合流地点はややわかりにくいのですが、ガードレールの切れ目があるので、そこを目指していく感じになります。(上から来るとわかりにくい道のように感じました。)

合流して一息ついていると上の方から小屋のジープが下りてきました。ところどころ霜が降り凍っているのでやや滑りながら下りてくるジープ。。。すごいです。

なんか音がしたと思ったら、この悪路をジープが半分滑りながら降りてきた!

山には街中では見ることのできないような巨大な霜柱がたくさんあるので、踏んでザクザクする感覚を楽しんでみたり、変な写真を撮って遊んでみたり!

あらゆるところにある霜柱が面白すぎて遊ぶの図

もう間もなく山頂付近というところでは、数日前に降ったと思われる雪が踏み固められ凍り、つるつるになっていました。登りの私たちは気を付けながら進んだので軽アイゼン無しでも平気でしたが、下山してきた方が滑って転んでいたので、下山でこのルートを使う方はお気を付けください。日陰になっている部分が100mぐらい凍っていたかと思います。

数日前に降った雪が踏み固められてカッチカチです。

日陰ゾーンを抜けて10分程度進むと山頂までもうすぐです。このNHKのアンテナの横の斜面の階段ですが、数年前に来たときはなく、雨の中滑りながら必死に登ったように記憶しています。こういう階段ができているのはとてもありがたいです。

アンテナを横目に最後の階段を登ります。ここは昔階段なくて大変だった記憶が…

この階段、途中で振り返るとまた絶景です!一気に登るにはつらい長さなので、立ち止まったときは後ろを振り返るのをお勧めします!

南アルプスと八ヶ岳がよーく見える!右奥には北アルプスも!

八ヶ岳や南アルプスはもちろんのこと、この日は空気が澄んでいたため、北アルプスまで八ヶ岳の後ろの方に見えています。

八ヶ岳のアップ!編笠山はまだは白くないけど赤岳は真っ白!

そんなこんなで階段を上りきればもう三ツ峠山(開運山)の山頂です!富士山が眼下に広がります!

枝がちょうど富士山にかぶるー。枝を避けると微妙な構図の写真にT^T
三角点にタッチ。
ここの三角点は埋まってます。

この晴天が嬉しすぎた結果、写真をかなり撮りすぎました。すそ野が両サイド橋の端までしっかりと見えることはまれかと思います。こう見ると富士山はとっても大きいですよね。

完全に逆光だけど、富士山が綺麗に見えるのでよしとします。

あまりにも空気が澄んでいる&富士山に近いため、アップにして写真を撮ると登山道のジグザグまでしっかり見ることができます。

空気がとても澄んでいるので、登山道のジグザグまでよく見える!

前に来たときは雨で周りが何も見えなかったので、今回はリベンジに成功しました。ここの石碑の前で撮っている人の写真をたくさん見たので、私も真似をして撮ってみました。もっと面白いポーズにすればよかった。。。

前に来た時は真っ白で後ろの風景は見えなかったので、うれしい!

山頂で20分も写真を撮っていたらいつの間にか11時半。おなかもかなり空いてきたので、山頂から少し降りたところにある四季楽園のテラスで、ランチタイムにします。とか言いつつ、また写真を撮って遊びだす!

空気がとても澄んでいて、アルプスがくっきり見えます。わーい!

そんなこんなで気づけば12時近く。持っている山ごはん道具を総動員して、本日のメインイベントである山ごはんづくりをスタートします。ちなみに背後に見えているのは御巣鷹山の山頂にあるアンテナです。(本当は行く予定でしたが、遊びすぎて時間が無くなったので三ツ峠山で終了!)

持っている山調理道具を総動員して作ります。

ちなみに、この日は正月ということもあったので、メニューはお雑煮です!作り方は簡単!煮るだけ!

ですが、下ごしらえはしっかりとしています。今回は大根・人参・里芋・鳥モモ肉を料理酒と出汁で煮込んで、水気を飛ばしてタッパに詰めてきました。鶏肉を一緒に込んでおくと冷やした時にコラーゲンが固まって、煮こごりみたいになるので持ち運びが簡単になります。その他、切った小松菜と調味料(醤油とみりん)は別に持ってきて、沸騰したら投入すれば完成です。

誕生日にもらったフライパンと勢いで買った大きめのバーナーを使いお雑煮を作ります。
本当は表情を見せたいぐらいの良い顔をしてのぞいてます(笑)。

温めるだけなのでお雑煮はあっという間に完成!餅が焼けるのを待って、マグカップに注いで柚子を散らしてからいただきます。

友人にもらったお揃いマグカップでいただきます。
お椀じゃなくてマグカップなのが山ご飯っぽい。きちんとゆずも散らします。

お餅を網で焼いています。この網は今まであまり本来の使い方をしてこなかったのですが、ようやく本来の使い方をすることができました。ぷくーっとなる瞬間って実は見たことなかったので、ここでもテンションが上がります!

初めてバーナーでお餅を焼くにあたり家で実験をしたのですが、市販の切り餅より“つきたて”のお餅の方が水分量が多いらしくすぐにお餅らしくなりました。また市販のものを早く焼きたい場合は、半分に折って小さくすると早く火が通りました。

もちろんお餅も焼きます!なんせ正月ですから!

お雑煮に入れるのはもちろん、焼き餅としてもいただきます。直火で焼いたことによる焦げも香ばしくておいしかったです。

寒い中、外で食べるお餅は美味しい!これもまた本当は見せたいぐらいのいい表情!

50分かけてゆっくりご飯を食べた後は、帰りの高速バスの時間もあるのでどんどん下山します。と言いたいところですが、、、

こうみると随分とアンテナだらけの山頂だな。

進んですぐに、またもや目の前に絶景が広がるので足が止まります。写真はないのですが四季楽園と三つ峠山荘間には広い原っぱがあるので、人数が多い時はこちらの原っぱも眺めが良くて使えそうでした。

天気がいいと北アルプス見える!

やはり時間が無いので、、、と進みだすと三つ峠山荘の先に何やら立派な影が。

三つ峠山荘の後ろにはまた富士山。近いな!

また富士山!今度は太陽が真上に来ているため、より富士山が立派に見えます。

三つ峠山荘に着く頃には富士山の真上に太陽が!

逆行写真で悲しむ人も多いと思いますが、個人的にはこの逆光でシルエットになる感じの写真は比較的すきです。

三つ峠山荘のテラスから見える富士山は最高!

ちなみにこちらも確か休憩料を数百円払えば室内で休憩できたかと思いますが、この日は人影が無く確認できませんでした。

確か数百円払えば休憩できたはず?

十分に堪能したので今度こそ下山します。途中、笹が広がる木無山を通過し進んでいきます。

木無山付近の笹の絨毯の奥にも富士山!

こちらの登山道は使う人があまり多くないせいか、かなり崩れてしまってます。雪と落ち葉で足を置きたい場所が隠れてしまっているため、足元をよく見ながら下りていきます。

なんとなく雪が残っていて滑るので慎重に下山!

30分ほど急な坂を下りると一度平らなエリアに出ます。葉が落ちてしまった木々は寒く見える部分もありますが、空が青いとそんなこともないです。空の青さを見ながら先に進みます。

冬には冬の良さがあります。この青空も冬ならでは。

そして急な降りになると最後の富士山スポットが左手に現れます。こちら側におりてくると河口湖とセットで富士山を眺めることができます。相変わらずのいい天気で、湖面がキラキラしています。

この辺りは富士山の裾野まで全部見える上に、河口湖もよく見えます。

最後の富士山スポットから20分ほど進むと、目印の鉄塔が見えてきます。これも自分ルールなのですが鉄塔があって真下に入れるときは、この鉄塔を下から見上げた写真を撮らないといけない気がしています。(自分ルール書き出してみようかな(笑)。)

鉄塔があると必ず撮るアングルの写真

鉄塔から進むこと30分。一つ目の滝が見えてきました。こちらは半分凍っている名もなき滝です。

最初の滝は母の白滝ではない模様。

名も無き滝からさらに進むこと30分。このコースの最後の見どころポイント“母の白滝”が現れます。ここ数日の寒さからか水しぶきの当たる場所は凍りついていました。当たり前ですが、水しぶきも流れる水もとても冷たいです。

滝の半分は凍結!

あとは緩やかな道を下るだけ。

ほとんど下山してあと少しのところで、後ろを歩く友人から悲鳴が!何かと思ったら垂れ下がってきている枝に帽子が引っ掛かり持って行かれていました(笑)。結構倒れ掛かっている木が多かったせいか頭上も気を付けたい場所です。

背の低い木が多く、帽子を枝に回収されるの図。

そんなこんなで2019年の登り始めは晴天だったので、一年間晴天続きでしょう!皆様も是非、三ツ峠山の開運山に登って年の初めに開運してみてください!

登山データ

参考までに今回の登山データです!
登った日:2019年1月4日(快晴)
登った人:幼稚園の同級生のアラサー2人
アクセス:新宿から高速バスで河口湖駅・路線バス
登山ルート:三ツ峠入口から開運山、木無山経由で浅間神社(河口局)に下山

6:05バスタ新宿発⇨7:54河口湖駅着⇨8:08河口湖駅発⇨8:24三ツ峠入口着⇨徒歩⇨9:30ミツ峠登山口⇨9:45トイレ⇨11:15開運山山頂(御巣鷹山は無し)・景色を堪能20分⇨11:50四季楽園のテラスで山ご飯⇨12:40出発⇨13:00三つ峠山荘⇨13:25木無山⇨14:30鉄塔⇨15:40浅間神社・河口局に下山⇨路線バス⇨16:30開運の湯⇨17:30出発⇨徒歩⇨18:10河口湖駅発⇨20:30バスタ新宿着

下山後のお楽しみ

温泉とグルメ

公共交通機関で行ける日帰り温泉がなく探すのに苦労しました。最終的にバスで移動してロイヤルホテル河口湖の開運の湯を利用させてもらいました!

白桃のチューハイも美味しかった

今回はランチに気合を入れすぎたため、なーんにも調べずに来てしまいお勧めできるものが…ですが河口湖駅で買った白桃のチューハイは美味しかったです!桃好きはぜひ!

次はどこ?

しばらく富士山がよく見える山を中心にレポしてみようかな?と思案中です!

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