荷物をコンパクトにしたいあなたへ|ザック軽量化計画

ザック(バックパック)の写真 登山装備・山道具

荷物が多くて困っている、ザックが重い。
日頃悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では荷物をコンパクトにする方法などをお伝えしたいと思います。

ザックの大きさを考える

大きなザックを背負う登山者

軽さは正義

必要な装備、贅沢品、食料などをパッキング(荷造り)していきますが、必要な物をできる限りコンパクトに、そして軽くして持って行くことは必然です。

ウルトラライト(UltraLight=UL)そんな言葉を耳にしている方もいらっしゃるかもしれません。
ULほど極端に軽さを追求する必要はありませんが、可能な範囲で軽さを意識してみると肩の荷も軽くなり気持ち良く山を歩くことができるかもしれません。

パッキング技術

適切なサイズのザックというのは装備の内容によって異なってきますが、必要以上に大きなザックの中にパッキングをして空白のスペースを作る必要はありません。

むしろ必要以上に大きいザックはパッキング技術向上の妨げになっていることを自覚するべきです。
小さいザックに工夫してパッキングしていくことでザックの重量も軽くなり、身体への負担も減ることになります。

全体的な荷物の重さもパッキング技術で軽く感じられるようにカバーできる部分もあるのでパッキング技術は早期に習得したいところです。

ザックの大きさの目安

一つの目安として参考にしていただければ幸いです。

ザックを使う用途ザックの容量
日帰りハイキング・登山約20L
1泊2日山小屋泊約30L
1泊2日山小屋泊・自炊約35L
1泊2日テント泊約40L

山メシを作りたい場合のザックの大きさは?

コーヒーを飲む登山者の写真
温かいコーヒーを飲みたい時もありますよね。

バーナー、ガス缶、コッヘル、食材を持参するのが一般的ですが、フライパン、ヤカン、ホットサンドメーカーなど装備が増える場合も。
日帰りハイキングでも山でご飯を作りたいという場合は少しザックの容量を増やすなど工夫するようにしてみましょう。

おおよそ10L前後もあれば山メシの食材やコッヘル、バーナーなどの火器をパッキングすることができるかと思います。
上記目安に追加、増量してみてはいかがでしょうか。

コンパクトにしてみよう

パッキング時にいかにコンパクトにするかを普段意識している方も多いのではないでしょうか。
パッキングをする上でコンパクトにするのは必然です。

コンパクトにする方法を改めて確認してみましょう。

圧縮する方法

圧縮袋を使う

100円ショップなどでも扱われている圧縮袋。
旅行の際や自宅で収納の際にも使われている馴染みのある道具の一つではないでしょうか。

掃除機を用いないタイプの圧縮袋を用意しましょう。

使うシーンに合わせて衣服を小分けにして圧縮袋に詰めていきます。
この時、空気が抜けやすいように圧縮袋の形に合わせて衣服を詰めていくと良いです。

コンプレッションバッグを使う

ポイントは圧縮袋ではなくコンプレッションバッグであるということです。

圧縮袋ですと形状の変化でジッパー部分が開いてしまう可能性などがありますが、コンプレッションバッグの場合にはそういった可能性を考えなくて済みます。

コンプレッションバッグは防水・ドライタイプを選ぶようにしましょう。
雨天時にザック内に雨水が染み込んだ際にも守ってくれます。
圧縮と防水の2つの面で助けてくれるので積極的に使うようにしましょう。

登山服・装備の見直し

登山服の見直し

パーカーやレインウェアの収納時の大きさを比較したことはありますか?
安さや性能、デザインで登山服を購入している方が大半ですが、収納時の大きさ、コンパクトさで購入を検討してみることも一つです。

下着を変える

意外と場所を取るのが下着です。
連泊となると下着の量も増えていきます。
ポリエステルの登山、スポーツ向けの下着を購入するようにしましょう。

装備の見直し

不要な装備であったり贅沢品と思われる物を省略するのも一つです。
テント泊装備であればシュラフマットをコンパクトな物にするなどの工夫も一つかもしれません。

雪山を始める方へ

雪山登山を始めると荷物が思いの外増えていることに驚く方も多く心が折れてしまうことも。パッキングが終わってみると外付けにしてしまう装備も結構ある…

実際、防寒着や装備の増加によって、必要になるザックも一回り以上大きくなっているかもしれません。

ソフトシェルやフリース、ベースレイヤー(手袋や靴下なども)、ハードシェル、ゲイター、ワカン、アイゼン、ストック、ピッケルなど。
ゲイターやストックなど夏山では使わない方も雪山では使うようになるかもしれません。
夏、秋の登山シーズンからコンパクトなパッキングを心掛けておくと良いかと思います。

雪山装備を持つ登山者
スノーシューなどの外付け装備が目立つ
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