春山に登ろう!〜雪山デビュー編〜

3月後半から6月にかけての春の季節はGWの長期連休があることもあり積極的に山に行きやすい。

登山を始めるキッカケになったり、雪山デビューを始めるキッカケになったりすることも多い春山。

今回は雪山デビューについて書いていきたいと思います。

春の雪山デビューに最適な山は?

信州や東北、北海道の山々は雪も多く残っており春山は雪山デビューにオススメ!

夏に登ったことがあるなどの経験があると、より行きやすいですよね。
まだ行ったことが無いお初の山だとしても事前の情報収拾や準備をしっかりしていけば十分楽しむことができます。

2019年春から雪山デビューをしたい人に2つの山をご紹介します。

後立山連峰・唐松岳

唐松岳頂上山荘から眺める唐松岳

春にかけて天候が安定しやすい唐松岳山域は雪山デビューにおすすめ。
唐松岳の麓に位置しているのが白馬八方尾根スキー場。
八方尾根のピストンで往復7時間を見ておくと安心です。

特徴・眺め

 八方尾根からは視界も良く、白馬山域の山々や不帰嶮(カエラズノケン)、また遠見尾根や五竜岳、鹿島槍ヶ岳などを望むことが出来ます。

唐松岳山頂からは剱岳を望むことができ、雪に覆われた剱岳は登山者、修験宗にとって聖地。
そんな剱岳を眼前にした時は心打たれるものがあるかもしれません。

 

アクセス&アプローチ

高速道路長野道・安曇野・豊科ICより車で1時間程度。
高速バスや深夜バスなども走っているためアクセスの利便性は高いです。

唐松岳山頂までは八方尾根のピストンがオススメ。
雪山経験者は春山の季節は遠見尾根・五竜岳からの縦走もGood!

八方尾根ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッド、グラートクワッドの3つのゴンドラ、リフトを乗り継いで登山口となる八方池山荘を目指します。

 

装備&登山道の特徴

雪山デビューの人にとって12本爪アイゼンは必携装備と言えます。
ただしアイゼンの重量は足にとってかなりの負担。
できる限りアイゼンを付けずに歩行の上、必要な時に装着するようにして下さい。

基本的な装備

ザック・レインウェア・ストック・ピッケル・アイゼン・水筒(暖かい飲み物)・行動食・昼食・エマージェンシーキット・コンパス・地図・時計

上記、基本的な装備はしっかりとメンテナンス、使い方のレクチャーを受けた上で自宅にて入念な練習を行い雪山にて使用したい。

スキー場のリフト最上部に位置する八方池山荘、唐松岳頂上山荘へ宿泊をされる方は着替えや十分な行動食などを持つようにして下さい。

登山道の特徴

八方尾根は全体的に見て危険箇所は少ない傾向にあります。
部分的に細めの稜線もあるためすれ違いなどには注意しましょう。

唐松岳頂上山荘直前に細い部分が数少ない危険箇所と言えます。

夏道が見えている部分、見えていない部分があります。
登り始めてすぐにも木道などを見ることができます。

なだらかな尾根道も多いため、風が強く吹き視界が悪くなった時には道間違え(遭難)が起きやすい傾向にあります。
風が強くなる予報がある場合には早期撤退が吉となります。

安心の山小屋

 八方池山荘唐松岳頂上山荘があります。
スタート地点と頂上付近にあるため安心できます。 

ただし唐松岳頂上山荘はGW期間中からの営業となるため事前に確認が必要です。場合によってはGWの営業を取りやめることなども可能性としてはゼロではないと認識しておいてください。

 

 

尾瀬・至仏山

至仏山からの眺め

尾瀬を代表する山の一つ至仏山。
雪のない時期に登ったことのある方も多いかもしれません。
雪と雪の間には植物が見えるという風景は融雪が進むこの時期ならでは。
雪のある至仏山も難所が少なく雪山デビューにおすすめ。

特徴・眺め

至仏山まで登っている最中は至仏山の山容に魅了される人も。
山頂からは燧ケ岳、平ヶ岳、上州武尊岳、皇海山、那須三山を眺めることができます。
山頂も十分なスペースがありゆっくりとした時間を過ごすのに最適な休憩適地です。

アクセス&アプローチ

高速道路関越道・沼田ICより車で1時間程度。
沼田駅まで電車。沼田駅からはバスで1時間20分程度。
戸倉で乗合バスまたはタクシーに乗り換えて鳩待峠まで行くのが一般的。

至仏山山頂までは鳩待峠からまっすぐ山頂へ。
そして山の鼻に降りるのがオススメ。

山の鼻から鳩待峠までは熊が頻繁に目撃されているので気をつけてください。

 

装備&登山道の特徴

基本的な装備

ザック・レインウェア・ストック・アイゼン・水筒(暖かい飲み物)・行動食・昼食・エマージェンシーキット・コンパス・地図・時計

鳩待峠を出発した後は山頂まで山小屋はありません。

 

登山道の特徴

鳩待峠から至仏山まで特筆すべき危険箇所は少ないです。
トラバースもあるため雪質などにご注意して通過してください。

小至仏山はトラバースすることができるます。
体力に自信のない方はパスするのが吉です。

至仏山山頂から鳩待峠までピストンで下山するのも一つ。
また、この時期限定で山の鼻へ下山することもできます。

下山道を確認

地図上には登り専用とされているのが東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)
至仏山から山の鼻と鳩待峠両方向に下山することができます。
(夏秋の登山シーズンは植生保護のため至仏山から鳩待峠までは登り専用になります。)

山の鼻までは傾斜強めの登山道。
アイゼンをしっかり効かせて下るようにしてください。

一部クラックなどが入っていたり、地面が露出している部分もある可能性がありますので落ちないように注意しましょう。

至仏山下山時のクラック

安心の山小屋

山の鼻にも鳩待峠にも非常に快適な山小屋が存在しています。

鳩待峠には鳩待山荘

山の鼻には至仏山荘山の鼻小屋

上記小屋はGWを迎えると同時に営業を開始しています。
また山の鼻ではテント場も充実しており、水場も整えられているので安心です。

山の鼻ビジターセンターの除雪状況によって電話設備やトイレ設備などの利用に影響が出るため、テント泊の方は事前に調べてから行った方が安心です。

 

雪山登山にご注意ください!

初めての雪山。
経験者と行くわけでも無い。
ただでさえ心配なことも多いと思います。
入念な準備と下調べをして臨んでください。

登山未経験は不可!

ご紹介させていただいた山は下記の方向けです。

・無雪期の山に数年間に渡って十数回前後の登山経験がある

・地図読み、時間の計算などができる

・救急時、遭難時の対応ができる

こういった最低限のスキルを持ち合わせて初めて雪山登山に臨むようにして下さい。

この記事を書いた人

編集部員

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日本一ちっちゃい山メディアの編集部。
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