【まりの登山レポ】三度目の正直で登頂した冬の唐松岳|北アルプス後立山連峰

今度はどこ?

三度目の正直!

1回目は山頂付近が爆風のためリフトのチケットすら買えず、2回目はどうにかリフトトップまで行ったものの爆風のため雪洞訓練をして撤退、そして今回は3度目の正直ということで、ようやく冬の唐松岳に登ってくることができました!
しかも、下の写真のようにきれいな青空の元、登ってくることができました。

唐松岳頂上山荘付近から眺める唐松岳

唐松岳とは?

日本三百名山の一つ、北アルプスの後立山連峰(通称ごたて)にある標高2695.9Mの山です。東側に伸びる八方尾根は1998年の長野オリンピックスキー競技の会場となった場所で、現在は白馬八方尾根スキー場としてスキー客・登山客が多く訪れます。夏の北アルプス入門にもってこいと言われることの多い山ですが、冬は北アルプスらしい厳しい天気となることが多く、天気を読むことや、(トレースは多いけど)地図を読むことも必要になってきます。

冬の唐松岳・日帰り登山レポ

ここのところ、深夜に都内を出発して早朝からスタートというパターンが多かったですが、前日別の山に行っていたので、白馬に宿泊し、少し早起きしてリフトの時間に合わせて宿を出発しました。
リフト乗り場近くの有料駐車場(600円/日)に駐車し準備を済ませ、7時ごろにチケット売り場に向かいます。それにしてもまだ3月だというのに、この雪の少なさ。暖冬ですね。

八方尾根ゴンドラリフト「アダム」の始発時間7:40まで待ち、順番に乗り込みます。朝一はスキー客に負けないぐらいの数の登山者で混雑していますが、4人づつ乗り込むので列はどんどんはけていきます。

※始発時間は時期によって異なりますので、リフト運行状況を確認することをお勧めします。

用意をしたら、ゲートを通っていざ出発です!
歩き始めると、途端にガスが抜け、目の前に青空が広がります。視界もよく風もほとんどなく、トレースがしっかりあるため、かなり歩きやすいですが、ところどころ踏み抜きがあるので注意しながら進みます。

シュカブラもきれいに形成されています。

スキー場だと見ることがあまりできないシュカブラもこういうところではたくさん見ることができます。
この日は天気が良かったので、雪の上の陰影もはっきり見えてとてもきれいでした。この写真を見ると、下からどんどん雲が湧いてきて、標高が高いところにいることを実感できます。

ここの尾根をまっすぐ行って、あの辺が丸山ケルンでその先が山頂、、、と解説中!

ちなみに夏はきれいな八方池、冬はもちろん雪に埋もれて見えません!(上の写真の右側)
しかしここまでくると、唐松岳山頂や不帰嶮(かえらずのけん)がよく見えるようになってきます。
3つピークが並んでいるところがⅢ峰でその左のピークが唐松岳山頂(のはず)!ただ歩くだけではなくて、最近は見た時にどのあたりを歩いているか意識するようになったためか、視界に入る山の名前がちょっとわかるようになってきました。

八方池から少し進むと、一部狭い尾根がありますので慎重に進みます。傾斜はほとんどないですが、左側からの風が強いので足元をしっかりと確認しながら進んでいきます。
狭い尾根を抜けるとダケカンバの樹林帯に入り、平らな少し開けた場所に出ます。休憩スポットになっているようで、多くの方がここでザックを下ろし休憩していました。

この先は急登が続くので私たちも水分補給をして、息を整えます。

丸山ケルンは風が強いため、ほとんど雪が飛ばされてました

スタートして2時間ほどで、丸山ケルンに着きました。
この辺りからより風が強くなってきます。特に南側からの風が強く、この辺りは雪が吹き飛ばされて、かなり岩が露出していました。

アイゼンを装着したら早速進みます。

こちらも頂いた写真!右のピークが唐松岳山頂です。

本当の核心部の写真は余裕がなく、当然写真もなく。。。
場所は、上の写真の左上、岩場の横に立っている登山者が写っていますが、そのちょっと上の部分です。
夏道とは少し違う位置を通りますが、夏はこの付近には手すりや鎖が設置されており、かなり急に感じる部分です。
ステップも崩れかけている箇所が多いので、まだ慣れていない私はアイゼンをしっかり蹴りこみ、ピッケルで確保をしてから進みました。

そんな核心部を抜けると、目の前には唐松岳山頂方面の景色が広がります!

少しエネルギーが切れかけていたので、ここでエネルギー補給をして最後の山頂アタックの準備をします。
そして歩くこと約20分!

無事に登頂!

ようやく、念願の冬の唐松岳に登頂することができました!3度目の正直!
ですが、この時は少しガスが、、、

登ってこないと見れない景色です。剱岳をはじめとした立山連峰が見渡せます。

と悲しんでいたら、急にガスが抜けて、目の前には立山連峰の山々が!
しかも、剱岳もしっかりと見えるようになってきました!あーかっこいい!

剱岳が見えるこのアングルがみなさんお気に入り

そうなったら山頂にいるみなさん、剱岳の方を向いて次々と写真を撮りだしました!あのギザギザなフォルムは登山者を魅了しますね。雪をかぶっているとなおさらかっこよく見えます。

ちなみに、ガイドは山頂で知人に遭遇しておりました。さすが人気の山!世間は狭いです!笑

寒い寒いといいながらも、山頂の景色を20分も楽しんでしまいましたが、いい加減本当に風が寒いので下山を開始します。

丸山ケルンまであっという間。唯一の凍結箇所はこの付近。

登りの時は休憩入れて1時間半もかかったのに、降りは50分。
慎重に行って時間がかかったのは核心部のところだけで、あとは半分駆け下りたので一瞬で丸山ケルンまで戻ってきてしまいました。ちなみに、アイゼンは登りの時に装着した場所で外してしまっています。

尻セードは楽しいです!けれど、アイゼンをひっかけて怪我をする方が後を絶ちません。
必ずアイゼンは外して、ザックにしまってから滑ってください!

そんな話をしながら下山していたら、もう八方池山荘についてしまいました。あんなに遊んでいたのに、丸山ケルンからは1時間ぐらいでした。やはり、滑り降りたおかげか!?

いちいち出てくるヴィクトワール・シュヴァルブラン・村尾Ⅲ世。

最後は、例の彼に順番にご案内していただき、無事に下山できました!
そして、このエリアは来すぎているのであまりお土産は買わないのですが、今回はついにヴィクトワール・シュヴァルブラン・村尾Ⅲ世のピンバッチを購入しました!笑

ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村尾Ⅲ世、なんかほんとに好きなんです。
真っ赤な唇がチャームポイントで、褒められると伸びるタイプらしいです!ぜひホームページも見てみてください!(勝手に宣伝)

登山データ

参考までに今回の登山データです。
登った日:2020年3月15日(ガスかと思ったら晴れ)
登った人:山頂で知人に遭遇したガイド・寒いの苦手だけど体力ある子・前日の筋肉痛が、、、の私
      & 途中リフトで一緒になってナンパした鯖江の眼鏡職人さん
前泊:五竜ドライブステーション(ドミトリーのみ・1泊2500円+税)
アクセス:車

唐松岳地図
緑の矢印がおすすめビューポイント!

6:10五竜ドライブステーション出発→6:30駐車場で準備→7:00チケット売り場→7:40ゴンドラリフトアダム→8:10アルペンクワッド→8:40グラードクワッド→8:45八方池山荘から出発→9:20八方池→途中休憩5分→10:50丸山ケルン・休憩5分→11:50唐松岳頂上山荘・休憩10分→12:20唐松岳山頂→12:40出発→13:00唐松岳頂上山荘→13:30丸山ケルン→途中休憩5分→14:30八方池山荘→15:00下山→16:20蕎麦つばくろ→18:00ぐらい諏訪湖SA例で入浴→帰宅

例のごとく、下山はかなり雪と戯れたり、無駄に尻セードのために登り返したりしているので参考にあまりならないかもです。
また、休憩と書いてあるとことはすべてエネルギー補給と衣類調整を立ったまましています。

登った後のお楽しみ

グルメ

久しぶりにちゃんとグルメをご紹介します。
今回は温泉の前にお昼というか夕飯!?変な時間ですが、たまには長野らしいものも食べたいとなり、手打ち蕎麦屋「つばくろ」にてザル蕎麦を頂きました。登山をする人が聞くと、なんだか行ってみたくなるような名前な気がします!お蕎麦はもちろん、岩塩をかけていただく「おぼろ豆腐」も濃厚でおいしかったです。
線路沿いのメイン通りより一本山側の道路沿いを走っていくと、「蕎麦」ののぼりがあるのですぐにわかります。

左下の卯の花はポテトサラダみたいな不思議な味!

温泉

ご飯を優先させたため、中央道諏訪湖サービスエリアの温泉でさっくり入浴することに。狭い温泉ですが、意外と利用客が多くリンスインシャンプーやドライヤーも一通りそろっているので、ササっと入るにはお勧めです!
実は全国で初めてサービスエリアにできた温泉らしいです。

次はどこ?

今回の登山で雪山シーズンは思いがけず終了となりましたが、こういうときもあるさ。と思っています。雪山1年生にしては思ったより色々登らせてもらったかと思います。
ゴールデンウィークは涸沢や北穂高岳と色々行く予定でしたが、今はおとなしく山レポを書くことにします。
なので、次は前に行った軽めの登山のことか、StayHome中にやってみていることでも書いてみようかな?と思案中です。

この記事を書いた人

まり

まり

週末に全力で遊ぶために、平日は全力で働くアラサー女子。運動神経はさておき、登山はがんばれます。好きなものは登山をした後のビール・冬毛の雷鳥・雲のある青空・人が映った風景写真です。ついに雪山はじめましたがしばらく我慢の時!