活火山に湿原、そして大パノラマ!福島・東吾妻山ハイキングレポ

東吾妻山までの整備された木道写真 登山の始め方
青空に白く尾を引いた飛行機雲のコントラストがきれい。
東吾妻山の全景
東吾妻山の全景

噴煙が上がる一切経山に、鎌沼からの爽やかな風が吹き抜ける酸ヶ平湿原、360度大パノラマの東吾妻山山頂。今回は福島県・東吾妻山で火山荒原登山と湿原歩きを堪能してきました。

東吾妻山のコースタイム

コース

浄土平ビジターセンター ~ 蓬莱山 ~ 酸ヶ平 ~ 鎌沼 ~ 姥ケ原分岐 ~ 東吾妻山 ~ 姥ケ原分岐 ~ 浄土平湿原 ~ 浄土平ビジターセンター

コースタイム 

のんびり歩いて、ポイント毎に休憩を取って、ゆっくりランチして、約5時間。

登山口までのアクセスと登山口情報

JR福島駅前からバスに乗って約1時間、標高1,600mの浄土平に到着します。バス停近くのビジターセンターから本日の登山開始です。真夏でも爽やかな暑さが心地良いです。街のまとわりつく様な蒸し暑さは、ここまで追いかけてきません。

右手に見えるのは吾妻小富士。名前の通り、プチ富士山らしい可愛いシルエットです。ビジターセンターから10分ほどで吾妻小富士の火口壁に、そこからお釜1周40分、センターまで約1時間で戻ってこられます。気軽に行けるので、火口壁に向かう道には軽装の方が多いですね。

東吾妻山登山口からの景色

左手に見える一切経山からは耳を澄ませるとゴーッと音が聞こえてきて、小さな噴煙が立ち上っています。 今まさに山が生きている!!とすごく実感できます。一昨年まで警戒レベル2でしたが、現在はレベル1になって山行に支障はありません。硫黄の匂いも微かにします。山を見上げるように建つのは浄土平天文台です。

東吾妻山案内板の写真
さあ、いよいよ登山道の始まりです
東吾妻山までの整備された木道写真
途中まで車いすの方でも行ける広くてフラットな木道。
とても歩き易くて快適で、思わずスキップしたくなります♪
東吾妻山登山中に見た飛行機雲が映る青空の写真
青空に白く尾を引いた飛行機雲のコントラストがきれい
東吾妻山に咲く花の写真
高山植物の写真
可憐な花々が疲れを癒してくれます
酸ヶ平の鎌池の写真
春先には鎌池の周辺でスノーシューが楽しめるとのこと

酸ヶ平の鎌池では吹き抜ける風が汗をさらって、すごく気持ちよいです。後ろの方には、なだらかな山容の東吾妻山も見えます。

※アクセスできる磐梯吾妻スカイラインの閉鎖期間は11月中旬~4月上旬まで

東吾妻山山頂にある標識の写真

ようやく東吾妻山に登頂しました!

360度の大パノラマです。一切経山、吾妻小富士、吾妻連峰、磐梯山、裏磐梯の湖・檜原湖、安達太良連峰が一望できます。

ちなみに、一切経山の裏手に別名 “魔女の瞳” と呼ばれるコバルトブルーの「五色沼」があります。裏磐梯の五色沼と同じ名前でよく間違えられますが、別の場所です。

ホットサンドで山ランチ

山頂で作った山飯のホットサンドの写真

頂上での山メシランチはホットサンド。みんなで共同作業でつくるのが、また一層美味しく感じるんですよね。これも山の楽しみです♪

みんなでお昼ご飯を作っている写真

下りるときの眺望も素晴らしい!

高めの木道が設置された高原の写真

お昼の後は下山開始。姥ケ原分岐まで戻って、広々とした浄土平湿原を通り、出発地の浄土平ビジターセンターへ向かいます。

高めに掛けられた木道の地面からも、風が涼やかさを運んできます。小川のせせらぎも癒しを与えてくれます。

山々の新緑に、水面で揺れる瑞々しい藻草。こんなにも沢山のグリーンをいっぺんに楽しめるなんて。本当に、目の保養になりますね。

ゴールのビジターセンターが眼下に近づいてきて、吾妻小富士のお釜も鮮明に見えてきます。

浄土平ビジターセンター近くまで下山してきての景色写真

スタート前に見た一切経山も、角度を変えるとまた迫力が増します。山がゴーッと吐く音が、朝よりもハッキリ聞こえます。

東吾妻山全景と花の写真

無事、ビジターセンターに到着です。お疲れ様でした。センターで福島県特産の桃を売っていたので、思わず購入。大ぶりでとってもジューシー!喉の渇きも疲れも吹っ飛びますね♪

福島駅までの帰りのバスも温泉町を経由しますので、湯船に浸かって汗を流して身体も心もリフレッシュさせてあげるといいですね。下山後、アフターのご褒美ですね。

福島まで新幹線を使えば、東京からたった1時間半で来られます。首都圏からも十分日帰りできる “絶景てんこ盛り” の山行になりました。次のプランにいかがでしょう?

磐梯朝日国立公園浄土平ビジターセンター

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