【まりの登山レポ】槍ヶ岳の頂を目指して上高地から歩く3日間|登山者の憧れ北アルプス槍ヶ岳

ババ平キャンプ地で撮影した写真 本気で山を楽しむ
槍沢ロッジのキャンプ場は離れているけどトイレも完備

こんにちは、まりです!夏も終わり山はもうすっかり秋ですね。夏にいろいろ行きすぎて、どれを書くか悩みつつ6つ目書きます!

こんどはどこー?

行った日とレポを書いた日が前後してしまいましたが、みんなの憧れの山、槍ヶ岳に登った山レポを書こうかと思います。今回のコースは上高地からのピストンになります。

これは、北穂高小屋から撮った槍ヶ岳

槍ヶ岳 2泊3日登山レポ

まずはお散歩な1日目

初日は移動日、バスタ新宿から高速バスに乗り上高地バスターミナルまで約5時間。オリンピック1年前の交通規制練習渋滞に巻き込まれつつも、ほぼ予定通りに上高地へ到着。準備をして、「上高地食堂」で昼食をいただき、売店では夜に飲むワインもゲットしました。最近のワインはスクリュータイプのものが増えてきているので、山の時も助かります。また、写真でも分かる通り、相変わらずのすごい人です。

まずは河童橋を通過して明神をめざします。途中、河原に出られるところがあり、ここで川の水を触って冷たさにびっくり!また、今日ハイキングデビューという可愛い女の子とお爺ちゃんが手を繋いで歩く光景に癒されつつ、どんどん進んでいきます。

上高地は人だらけ・微笑ましいおじいちゃんと孫

1時間も歩くと明神に到着。ここまではアップダウンもほとんどないとても歩きやすい散策路なので、観光客やバードウォッチングの方々がたくさんいました。お目当ては、明神池と穂高神社奥宮ですかね?

軽めの休憩をとり、さらに20分ほど進むと、水がポコポコと湧く古池があります。初めて上高地に来て焼岳に登った時は時間がなくここまででした。

そこから先はこれまでの雰囲気と少し変わり登山をする人が大半になってきます。沢をなんとなく渡ったりしつつ先へ進みますが、アップダウンもほとんどないため、ワインがザックに刺さっていても全く苦痛はありません。

明神まではすごい人。右下は古池。左下は、よくみるとザックの左にワイン笑

明神から1時間も進むと、徳澤園に到着します。ここのキャンプ場はとても居心地が良さそうでした。いつかここでキャンプだけというのもありな気もしつつ、ここはさらっと通過します。ちなみに、徳澤園の少し手前には無料の公衆トイレがありますが、ミチクサ食堂のそばにある100円トイレの方がかなり綺麗で臭わないので、そちらがオススメです。

帰りにMICHIKUSA SHOKUDOでミチクサしよう!と約束して初日は通過

徳沢園からさらに1時間も歩くと、初日の目的地である横尾山荘に到着します。横尾山荘は5年ほど前に改修工事を行ったらしく、かなり綺麗な山小屋でした。受付も乾燥室も廊下もとっても広々としています。

横尾山荘は綺麗です。乾燥室も大きい!

また、写真はありませんがなんと山小屋にもかかわらず、お風呂があります!石鹸は環境保護のため使えずお湯で体を流して湯船に浸かるだけですが、お湯で体を流すことができてとてもすっきりします。

ちなみに、ビールはハイネケンでした!それですら珍しく感じてしまいます。

山荘の様子とご飯までの乾杯タイム

この日の夕食は、満室に近かったため、2回転でした。夕食も山小屋とは思えない旅館の夕食のようなクオリティで、おかずも色々な種類があったため、楽しんでいただくことができました。

旅館の食事みたい。箸袋にこういうのがあると嬉しい?今度はこの箸袋のルートに行ってみたい!

夕飯の後は、外で2回目の乾杯!今度は上高地で購入してザックの外ポケットに刺してきたワインをいただきました。飲む人ばかりだったので一瞬でなくなりました(笑)その後、山荘の方が翌日の朝食弁当を持ってきてくださいました!中身はこんな感じです。野菜ジュースはあると嬉しいです。

山荘の前で乾杯!その途中に朝食弁当を受け取る

その後、陽が落ちてくると今度は星空が見え出してきました。スマホで撮った写真ですが、北斗七星がしっかり映るぐらいの良い天気でした。

横尾山荘からも綺麗な星空が!

明日もこのぐらい良い天気が続くといいなぁと思いつつ、21時には就寝しました。

いよいよ槍ヶ岳にアタックする2日目

この日は夜明け前に起きて準備をして出発です。この日は少し肌寒い気温でしたが、歩き出せば暑いぐらいの気温です。しかし、山頂付近の天気予報があまりよくなく心配ではありましたが、まずは天狗平分岐まで行き考えることにしました。

薄暗い中出発します

雨予報はどこへやら、青空を見つつ梓川沿いを一の俣まで1時間かけて進みます。登山地図によると一の俣の手前の槍見河原から、槍ヶ岳の穂先が見えるそうですが雲に覆われて見ることはできませんでした。

横尾山荘から一の俣の先までは川沿いを歩く。右下が槍見河原からの様子。

一の俣からさらに40分程度進むと、槍沢ロッジに到着します。ここで、朝食をとりお腹を満たしてから槍ヶ岳を目指します。

2日目の歩行時間を考えると、ここに宿泊するほうが楽であったかもしれませんが、横尾山荘のお風呂と無料荷物預かりを今回は取りました。

ここで朝食をいただく。机とベンチがたくさんあります。

ご飯を食べた後は、緩やかな登りを進みます。この辺りから、ニッコウキスゲやクルマユリ、ハクサンフウロなどの花々が増えてきます。

登山道には様々な花が咲く

槍沢ロッジから30分ほど進むと、槍沢ロッジのキャンプ指定地ババ平に到着します。ここは、数張りしかテントは張れませんが、トイレも水場も有、景色もご覧の通りなので泊まってみたいところの一つです。ここまで来ても、穂先はまだまだ見えませんが、ようやく急な勾配の登山道が遠くに見えてきます。写真ではわかりにくいですが、この正面の谷を途中から左に折れて登っていきます。

槍沢ロッジのキャンプ場は離れているけどトイレも完備

歩き始めて約3時間もすると槍沢大曲に到着します。ここを過ぎるとようやく勾配が急になり、登っている感じが出てきます。しかし、危険個所もなく、景色の変化も多いので、写真を撮りながら楽しく進んでいきます。

この辺りはまだまだいい天気!

槍沢大曲から1時間ほど進むと、天狗原分岐に到着します。ここからは、槍ヶ岳に間違えやすい中岳が時折見えました。元気なお姉さま方は「槍ヶ岳よー!!」と叫んでましたが、冷静なガイドさんが訂正していたりもしました。笑

ここから見えるのは槍ヶ岳ではなく中岳かな?

また、天気予報ではこの辺りにつく頃に天気が崩れてくる予報でしたが、今のところ大丈夫そう。元気いっぱいな学生団体を横目に見つつ、おやつ休憩を取り、レインウエアを取り出しやすい場所に動かして、また出発します。

地元の学生団体とすれ違う・みんな力強そう!

そして、休憩後40分ぐらい歩くと地図にも載っている水場。ここの水はとても冷たく、ほてった身体に染み渡り、とてもおいしかったです。途中何回かすれ違ったお兄さん曰く、ここの水場は上流の雪が解けきるころに枯れてしまうそうなので、夏場は当てにしすぎないほうがいいそうです。

ここの水場の水は冷たくておいしい!

水場から15分ほど進むと、この日唯一の雪渓が出てきますが、ステップも切ってあるので難なく進めます。下が抜けている個所もあるので、ササっとわたります。

雪渓はここだけ・軽アイゼンは不要だけど慎重に

雪渓を渡りきると、グリーンバンドといわれているハイマツ帯が見えてきます。この辺りは標高2600Mぐらいで、いわゆる森林限界といわれている付近かと思います。

人がたくさんいるあたりがグリーンバンド

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登山データ

参考までに今回の登山データです!
登った日:2019年7月26〜28日(晴れ・ガスのち雨・晴れ)
登った人:会社の人達8人(時間は20-30代男女5人)
泊まった山小屋:横尾山荘槍ヶ岳山荘
アクセス:新宿から高速バスで上高地
登山ルート:1日目7:15バスタ新宿⇨12:02上高地バスターミナル・昼食⇨13:10出発⇨13:15河童橋⇨14:10明神・休憩10⇨15:30徳沢園⇨16:30横尾山荘・入浴⇨17:30乾杯①⇨18:10夕食⇨19:00乾杯②⇨21:00就寝
2日目4:00起床・準備⇨4:50出発⇨5:40一の俣⇨6:20槍沢ロッジ・朝食35⇨6:55出発右⇨7:25ババ平・休憩10⇨8:00槍沢大曲り⇨9:00天狗原分岐・休憩10⇨10:10グリーンバンド⇨11:45槍ヶ岳頂上山荘・昼食休憩80⇨13:05穂先アタック⇨13:30山頂・15⇨14:20山荘⇨乾杯⇨17:00夕食⇨20:00就寝
3日目4:10起床⇨4:50朝食⇨5:30出発⇨6:20グリーンバンド⇨6:50天狗原分岐⇨7:20槍沢大曲り⇨8:10槍沢ロッジ・休憩40⇨8:50出発⇨9:15一の俣⇨10:20横尾山荘・荷物ピックアップ15⇨11:05徳沢園・昼食80⇨13:40小梨園・入浴110⇨15:50出発⇨16:20上高地バスターミナル出発

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