【まりの登山レポ】中央アルプス縦走路(木曽駒ヶ岳~空木岳)

時間も気にしたいところなので、景色を楽しみつつもなだらかな場所はガンガン歩いて飛ばしていきます。それにしても天気が良すぎて山と空のコントラストや、くっきり移る影など写真を撮らないといけない景色が次から次へと出てくるので写真を撮る量がいつも以上に多くなります。

天気が良すぎて歩いている稜線の影がくっきり!

50分ほど小さいアップダウンを繰り返す気持ちのいい稜線を歩くとようやく1つ目のピークである濁沢大峰が見えてきます。足元はザレている部分もありますが、ルートもわかりやすいので問題なく進むことができます。イメージとしては、名前のついているピークの直前の登りが比較的きつい登りでした。

最初のピークの濁沢大峰が見えてきます。中央アルプス縦走路はこのぐらいの登りが何回も続きます。

15分ほど登ると濁沢大峰に到着します。ちなみに今回の食糧計画は大きめのピークを4回通過するので、その都度おにぎりを1個食べてエネルギー補給をする計画としてみました。ということで早速景色を眺めながら1つ目のおにぎりを食べて、エネルギーを補給します。しつこいようですが本当にきれいな稜線が続くので、何回も立ち止まって見てしまいます。

縦走路の最初のピークの濁澤大峰で最初のおにぎりタイム。ホントいい天気でいい景色です。看板はなくなってしまっていました。
何回も稜線を眺めてしまいます。

1つ目のピークの濁沢大峰から15分ほど進むと地図に「!」がついている箇所に到着します。そこには梯子がありますが、普通に注意して通過すれば何ともない場所です。この辺りから稜線の東側を歩くことになるため、常に日の光を浴びることになり気温が10度でもかなり暑く感じます。

こんな梯子もありますが、高度感はほとんどなしです。

そんなこんなで濁沢大峰から1時間と少し進むと2つ目のピークである檜尾岳に到着します。ここのピークは少し東側に降るとトイレもある避難小屋があるため、長めの休憩をとることにしました。ここでは檜尾尾根を使い上ってきた人や空木岳方面から登ってきた人が同じぐらいの時間に到着するようでとてもにぎわっていました。また、このピークまでくると時間的にはこの日の工程のおおよそ半分まで来たことになります。

檜尾岳山頂は360度どこを見てもいい景色。避難小屋のシルエットも絵になります。

檜尾岳から見える稜線もまたかっこいいです。後から写真を見直してみると地図では本当によくわかりませんが、細かいアップダウンが続いていたことがよくわかります。ここで2回目のおにぎりタイムを取りました。

 檜尾岳で今日の工程の半分が終了!この稜線をひたすら進みます。

檜尾岳を出発して40分ぐらい進むと地図の「!」の部分に到着します。登った後見下ろしている状態がこの下の写真ですが、この場所が今回の縦走路で一番気を付けたポイントでした。足場となる金物はありますがほぼ垂直の部分を乗り越えることになるので多少は腕力に頼って登りました。

写真にはありませんがかなり狭い隙間を登るところもあり荷物をコンパクトにしてきて良かったとかなり思いました。

岩場として1番怖かったのはここ。最後乗り越える時に腕力がある程度必要でした。

危険箇所を乗り越えるとまたいい景色が広がるので(予定にはありませんでしたが)景色を見ながら一休憩を取りました。この時点でスタートして5時間半。日もかなり上がってきているので飲み水がどんどん減っていきます。

この縦走路は途中に水分補給をできる箇所もほとんどないためすべて背負っていく必要があり食糧計画と合わせて飲み水計画も重要になってくると感じました。(唯一ある檜尾尾根避難小屋の水場は枯れている可能性もあるとのこと)

檜尾岳から南へ行ったところ。御嶽山が右側に見え続けます。

スタートして6時間もすると3つ目のピークである熊沢岳に到着します。熊沢岳のピーク付近には日影が全くなく休憩をとることもはばかられたため、写真だけ撮り日影を求め先に進みます。写真からもわかる通り背の高い木も大きい岩も熊沢岳付近にはないので、先に進み日陰を探しますが、みな考えることは同じで日影にはだいたい先客が。結局10分ぐらい進みようやく見つけた日陰で、3回目のおにぎりタイムを取りエネルギーを補給しました。

3つ目のピークの熊沢岳が見えてきた!いい天気すぎて日陰を求め進みます。
ここまでのアップダウンがとにかくきついし、天気が良すぎて暑い!山頂には日陰が全くない!あつーい!

ちなみにこの時点で1時間半予定より早く進んでいるためまったく急ぐ必要はないのですが、なんとなく頑張ってどんどん進みます。熊沢岳を過ぎて少し進むとようやく空木岳が見えてきます。

熊沢岳を過ぎると、空木岳がよく見えてきます。

さらに40分ほど進むと、このコースで一番長い岩場が現れますが、マークもついているためそこまでルート取りに迷うことはありませんでした。しかし、スタートしてからすでに7時間半もたっていて、かなりくたびれていたため慎重に進みました。上のほうは浮石もかなりあったので、登りきるまで後続の方には待ってもらいたい箇所でした。

ここを上り切れば東川岳。見た目より上りやすい岩場です。右側より左側から行ったほうが楽でした。

岩場を超えれば4つ目のピークの東川岳に到着です。

スタートしてから8時間かかりましたが予定より1時間半ぐらい早く着いた上に、ガスが出てきて日差しが遮られたため元気になってきました。ここまでくればこの日の目的地まであと少しのため、軽く休憩を取りすぐに出発します。

4つ目、この日最後のピークの東川岳の山頂で一枚!あと少しなので元気も復活!

東川岳を過ぎかなりザレている道を20分ほど降ります。あと少しということで安心感からか力が抜け何回か滑ってしまいましたが、遠くで防災ヘリが飛んでいるのを見て気を引き締めなおし降りていきます。ずっと晴れていたのに、急にガスってきて視界が悪くなったため、どのあたりから木曽殿山荘が見えたかわかりませんが、かなり近くまで来ないと山陰に隠れて見えないかと思われます。

東川岳から木曽殿山荘までの道はザレていてとても滑ります

(スタートして8時間半)ようやく13時半に無事に木曽殿山荘に到着することができました!到着目標が15時だったので、ちょうど休憩時間分ぐらいをまくことができました。到着して宿泊受付を済ませた荷物を置いたら、まずは水を汲みに行きます。

すっきりとしつつも温かみのある内部。周りには水場情報なども在り。

木曽殿山荘の水場は案内にある通り、山荘から徒歩9分の所にある「義中の力水」になります。サンダルでは行ける道のりではないですが冷たくとてもおいしい水でしたので、体力に余裕が残っている人は汲みに行くことをお勧めします。手を使いたくなる部分もあるので不安な人はアタックザックにボトルを入れていくことをお勧めします。

この水場は枯れることもあるそうですが、宿泊受付の時にご主人が枯れていないかを教えてくださるので、汲みに行ったら枯れていたなんてことはなさそうなので、一安心です。

木曽義仲の力水は冷たくてとてもおいしかったです。飲みに来る価値あり!

水を汲み着替えを済ませてもまだ14時半!ちなみに、寝床は2階の大部屋だけですが、カーテン出しきられたエリアがあるので、そこで下着まで着替えることができるので安心です。(写真は撮り忘れました)

着替えた後は、常連さんお二人と早くについていたお姉さまに誘っていただきテラスで乾杯をすることにしました!ちなみにこの常連さんお二人はのんびり2泊3日で飲んだくれて過ごすそうです(笑)羨ましい。

山小屋でのこういう出会いは好きですし、世界が広がるので楽しいと思います!

この記事を書いた人

まり

まり

週末に全力で遊ぶために、平日は全力で働くアラサー女子。運動神経は良くないけれど、登山はがんばれます。好きなものは登山をした後のビール&冬毛の雷鳥&人が映った風景写真です。